モザイク写真  幾何補正  オルソ写真


 

航空写真を撮る場合、地形・建物などの高低差、レンズの歪みなどで不正確さを無視できません。とりわけ、山など地形や建物の高低を画像として撮影すると、レンズの真下以外は、

1.高い所(レンズに近い所)ほど大きく写る
2.高い所(レンズに近い所)ほど倒れて写る

特性があります。従って、航空写真を地図として使えるようにするには、この二つの特性を取り除き、全てのポイントを真上から見たように補正する必要があります。
この補正を施された写真を「オルソ(正射投影)写真」といい、画像をコンピューターに取り込んでデジタル的に処理します。
これを都市のビル街を例に説明します。

斜め上空から写した場合

説明を分かりやすくするため、対象地域を斜め上空から見てみます。

皆さんも東京タワーや高いビルの上から見た町並みを想像して下さい。各ビルは右図のように見えるはずです。


実際の撮影(中心投影)

上空からAビルを真下に撮影します。

Aビルは真下ですからそのまま高低の歪みもなく円形の屋上と写りますが、A以外の建物は、高い所(レンズに近い所)ほど大きく、そして倒れて写ります。

特徴的なのは緑色ビルです。

緑色ビルの屋上面積は青色ビルより小さいですが一番高いため青色ビルより大きく赤色ビルと同じくらいの屋上面積で写ります。また、かなり倒れて写っています。

これは中心投影の
1.高い所ほど大きく写る
2.高い所ほど倒れて写る
という特性のためです。

したがって 、この写真を正確な地図として使うことには無理があり、すべてのビルを真上から写したようにしなければなりません。


オルソ幾何補正を施す

地図はすべての建物・地物を真上から見たように描かれています。

これを正射投影(オルソ)といいます。



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