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情報技術部オールマイティな力で、空からの撮影を担う

情報技術部 イメージ

情報技術部には、撮影士26名(2021年9月現在)が所属しています。撮影⼠のメインの業務は、パイロットとともに航空機に乗り込んで専⽤のカメラで⾏う空中写真撮影、各種計測データの取得と、建物、⾵景、災害時における被災地の状況を⼀眼レフやビデオカメラで撮影する「斜め撮影」です。この他にも撮影データの解析、発注元と社内各事業部間の調整役など、測量の知識はもちろんオールマイティーな⼒が要求される、専⾨性と総合⼒を併せもった部署です。

情報技術部の主な業務

航空機からの撮影・計測データの取得

情報技術部の業務の様子

情報技術部の業務の様子

情報技術部に所属する撮影⼠の主要業務は、航空測量⽤のカメラやさまざまな機材を⽤いた、⼩型⾶⾏機からの空中写真撮影と計測データの取得です。空中写真は、現在100%デジタルカメラでの撮影になっています。デジタル化によってデータの取得や処理も⾼速化されました。GPS(全地球測位システム)とIMU(慣性計測装置)を組み合わせたシステムで写真の位置と傾きのデータを同時に取得。撮影⼠は機内でパソコンのモニターを注視しながら作業を⾏います。⼀⽇のフライトは、天候と作業量によっては最⻑7時間近くになることもあり、上空は地上より酸素量が少なくなるので、⾼度によっては酸素マスクをつけながらの作業になります。作業を終え、地上に戻ると撮影⼠は速やかにデータのダウンロード、バックアップ作業を⾏い関係会社へ送付します。⼀⽅、⾃社保有機材で撮影した案件は、画像処理からデータ作成までを専⾨の部署で⾏い、納品します。

斜め撮影

空の上からは、普段の⽣活とは異なる視点・⾓度で景⾊を捉えることができます。⾶⾏機から撮影した写真はさまざまな用途に使われており、当社でもニーズに応じて、上空から建物や⾵景の撮影を⾏っています。「斜め撮影」と呼ばれるこれらの撮影では、⾶⾏機に設置された専⽤窓を開けて、撮影⼠が⼿持ちの⼀眼レフカメラやビデオカメラで地上の様⼦を撮影します。

情報技術部の業務の様子

情報技術部の業務の様子

かつては4×5インチ(102mm×127mm)の⼤判カメラや中判のフィルムカメラが使⽤されていましたが、現在、斜め撮影で⽤いられているのは⾼画素のデジタルカメラです。デジタル化により撮影後の処理時間も⼤幅に短縮されたため、迅速な状況確認が必要とされる災害時の被災地撮影においても、斜め撮影は重要な役割を果たしています。

撮影データの作成・画像処理

情報技術部の業務の様子

情報技術部の業務の様子

航空測量⽤カメラで撮影された写真から、オルソ画像やDSM(Digital Surface Model 数値表層モデル)、DTM(Digital Terrain Model 数値標⾼モデル)など、地図のもとになる各種データを作成します。データを⾃動⽣成できる専⽤ソフトウェアと高速処理が可能なハードウェア、専⾨的な視点で簡易化を図った作業手順とを組み合わせ、高品質なデータをいち早くご提供しています。


オルソ画像

航空測量用カメラも⼀般のカメラ同様、レンズの中⼼に光が集まる仕組みのため、写真の中⼼から外側に向かって傾いて写ります。この位置ズレや傾きをなくした画像を「オルソ画像」と⾔います。航空測量⽤カメラで上空から1枚1枚被写体を重なるように撮影し、⾶⾏機の動きとGPSデータをコンピューターで合成することで、写った建物の形や位置を正確に配置していきます。これが真上から⾒た地図の元データになります。

情報技術部の業務の様子
  • 中心投影

    中心投影

    レンズのゆがみによって、真上から撮影しても端の部分は倒れたように写ります。

  • 正射変換
  • 中心投影

    正射投影

    写真のどの部分を見ても、真上から見たように複数の写真を組み合わせて作成したものがオルソ画像です。


DSM、DTMデータの図

DSM(Digital Surface Model 数値表層モデル)

地表⾯と建物、樹木等の高さを含む三次元データです。空から見たもの全てがデータ化されているため、都市計画や地形図の作成に利用されています。

DTM(Digital Terrain Model 数値標高モデル)

地表⾯の標⾼の三次元データです。建物や樹⽊等の⾼さは含まれません。このため地形そのものを確認することができるため、洪⽔や崖崩れの発⽣しやすい場所の特定、地震前後の地形の変化等防災・減災にデータが活⽤されています。